【ハローあおい】商品コンセプトの評価(積層ステンドグラスのオブジェあかりの例)
昨年の夏、群馬県商工会連合会の創業塾セミナーに参加した時、
商品コンセプトをまとめて発表する実習があった。
私は、以前から考えていた「積層ステンドグラスのオブジェあかり」を
発表した。
内側を切り抜いたドーナツ状?(形状は自由)のステンドグラスを積層し、
中に光源をセットしたあかり照明です。
当社のオンリーワン技術の長所を生かしたガラス板の自由形状加工で、
「高品質こだわり5ヶ条のガラスピース」を組み込んだ珍しい製品だ、と
自負していた企画です。
桜草です。
埼玉県見沼
たんぼで撮影
特にガラスピースの形状と滑らかな切断面は技術的に自信があった。
私は、オリジナル製品で、高品質で、珍しければ、
少々高価でも売れる、と考えていた。
しかし、これは新製品であるが故に市場に認知度はなく、非常にリスクが
大きいことを教えられた。
このことは、専門家派遣制度を利用して、この製品企画やガラス工芸・
ステンドグラス業界についての個別相談を受けてわかったことです。
以下専門家の先生の指摘の要約です。
1.価格設定
・完成度の高さやあかりとしての伝統技術といったポイントで劣勢です。
・「ヤマギワ」が輸入照明を扱っているので参考にすると良い。
2.販売経路
・販路としては、ホテル、旅館、飲食業が考えられますが、在来の
ステンドグラス照明と比較してセールスポイントをつくらなければならない。
・住宅照明としてはシンプルな方向に向かっている。
●特別な趣味の層にしか販売できません。
3.アピール方法
●ネットで不特定多数のお客様に提示する方法
□実作品を最低でも20点作成してギャラリーで作品展示すると、
幅の広い層の反応を知ることが出来る。
4.デザインについて
・現在流通している照明器具は専属デザイナーがいて、
大量生産、大量販売の考えで作られている。
●小ロット、オリジナル、手作りコンセプトでデザインすると良い。
5.工芸品として
・工芸品として販売するなら、小型化し、手の出しやすい販売価格に
すると良い。
6.建築照明としてのステンドグラス
・商業施設、住宅、都市空間など、どの空間に最も適しているか
シュミレーションして見る。
・いづれの空間にしても、設計事務所やデザイン事務所との関わりや
コラボレーションが必要ですので、セールスポイントを整理した
プレゼンボードが必要となる。
私が検討した項目は●印をつけた項目だけです。
企画した商品コンセプトに対する評価方法を、これを機会に
勉強したいと考えます。
投稿日:2009年05月11日