赤城山南東花めぐり日記

前回投稿した「小岩菖蒲園、たそがれどきの花菖蒲の写真の思い出」で撮り貯めた花菖蒲の写真を見ていると、その頃を思い出す、と書いた。

数年前も多分そんな気持だったのだと思うが、その写真の一枚から花菖蒲のステンドグラスを作った。

小岩菖蒲園で撮った花菖蒲のステンドグラスです。

作成手順は、次の通りだった。

＜１日目＞

１．　選んだ写真をスキャナーでパソコンに入力する。

２・　自社開発の「ＣＡＤ・ＣＡＭによるステンドグラス加工システム」を使って

　１　区分けトレースをする。（区分けＣＡＤ）

　　　実際の写真は、ぐーっと明るいのですが、古いスキャナーのせいか？

　　　画像の圧縮率のせいか？結果は変わり果てた色調の画像です。

　　　ステンドグラスにしたいところだけ、トレースして区分けした。

２　多角形化シュミレーションをして、ＮＣプログラムを作る。

　　　（多角形化ＣＡＭ）　ここまでが、半日仕事位だと思った。

３．　型紙とガラスの材料取り、治具にガラスを取り付けるなどの　　　加工準備に半日。

＜２日目＞

４．　兄の会社のＮＣ工作機械で加工した。

　　　２４ピースの加工で、一日仕事だった。

＜３日目＞

５．　治具からガラスピースを取り外し、洗浄する。

６．　一枚のガラス板に、ガラスピースを接着する。これで、完成です。３日仕事だったと思います。

接着する時になって、一部のガラスピースの位置を変更してます。

この方が良いかな、と思って急な変更です。

しかし、製品としての出来上がりの感想は、イマイチです。

当時目的が、自由形状の加工精度の検証だったため、

ガラス素材をケチって不透過品の安物ばかりを使った。

まさか、インターネットで公開しようとは、当時は思ってもいなかった。

そんな花菖蒲のステンドグラスの写真です。

こんな加工テストを２０件ぐらいしました。５～７年位前の話です。