赤城山南東花めぐり日記

前日の続きで、ぐんまフラワーパークに着いたのが午前９時。丁度、開園時刻だった。

何はともあれ、あじさい風景を探す。と、盛りを過ぎた白いあじさい風景が目に入った。今はこれが見頃、と想いながら撮った。想い描いたような景色は幻に終わった。

猛暑疲れののせいか、歩くのも億劫になる。それでもダリアが気になり向かったものの撮る気力も菜えていた。既に見慣れた光景ばかりだった。

しかし、下のダリアは違って見えた。普段目にするウロコ状の花、半円形の花、球状の花が葉のない長い茎の上端に咲いている。

牧歌的風景に溶け込もうとするトゲのある異物のようだが美しく、刺激的に見えたので撮った。

さらに、ボーっとしながら歩いていると、下の花壇に出会った。一坪位のコンテステト花壇のようで、花名も知らないが、今日一番きれいに感じたので撮った。

脇に看板があり、あかぎ花みどりクラブ、テーマ・世界に一つだけの花。コメント・小さな花や大きな花、ひとつとして同じものはないからＮＯ１にならなくてもいい、もともと特別なオンリーワン。みんなみんなきれいだよ、とある。どこかで聞いたフレーズか。

このコメントにあるオンリーワンに共感した。ナンバーワンやビッグワンは、全てがなれる道ではないが、オンリーワンはみんながなれる、ハッピーな道だ。

既に撮る気力も失せ、ノウゼンカズラの棚は次回にと、早々と帰途についた。