赤城山南東花めぐり日記

１０月２０日（日）、一ヶ月先の１１月中頃のような肌寒い日となり、急ぎ長袖に着替えた。小雨が降っているが、傘を差す程でもなく、気晴らしに近くを散歩していると・・・。

自然に、以前撮った朝顔（ベンチの下に咲く一輪の朝顔に、ど根性朝顔の片鱗を見る思い）が、気になり足が向き行ってみると、花が二つ咲いているのが目に入った。

前回は、一輪だった気がした。それも、最後の一輪だ、と決めつけていた。

だから、新たに咲いた二輪だったことに驚いた。が、現実は厳しく、急な寒さに、萎んで横たわっていた。

ど根性朝顔も、最早これまでか、と寂しい気持ちになった。

午後になり、一時、雨足が強くなったが、止んだので、また散歩に出た。というよりも朝顔が気になり行ってみる。

すると、水溜りが出来て、浸っている姿は、なんだか哀れな朝顔のようだ。最初に見せた、ど根性朝顔は、張りぼての強がりだったのか。

ともあれ、その時に、感動したのも事実。また、寂しさを感じたのも事実。さらに、哀れに感じたのも事実だ。移ろいと共に素直に受け入れるしかないだろう。