【ハローあおい】寒波再来の中いせさき市民の森へ。紅梅、蝋梅の厳しさの美を撮る

2月5日、この冬一番の寒さに強風も加わり寒波再来、さらに掲載する写真もない始末に、思い切ってウオーキングを兼ね、いせさき市民の森へ。

冷たい風が足を刺し進路を阻み全身がぶるぶる震えるほど、人影も数人で2~3日前の暖かだった日の賑わいが嘘のようだ。

 ウオッチしていた被写体のある撮影ポイントを目指して、一直線。

最初に、紅梅の花。

紅梅の木は園内に何本もあるが、不思議と気に入った花が撮れるのは同じ木。

今回も、その木で、沢山のつぼみの中に、満開の一輪の紅梅を撮った。厳しさに耐えて花開く・・・忍耐の美しさ、とでも言おうか。

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陰陽、表裏、明暗を意識して撮った。

陰と陽について。西洋は善と悪それぞれを分けて考えるが、 東洋は違った役割を持つ対極のもの同士が互いに助け合うことだと言う。

この写真も、違った立場にありながら助け合っている光景と思い撮った。

陰を背にし逆光で輝く花は稀な花姿、比べて陽を浴びる日常の花姿、この左右対称の花姿は、表裏一対の花姿だろう。

誰でも持っている表の顔と裏の顔、をイメージしながら撮った。

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カメラを横に振り、角度を変えて陽の花にフォーカスして撮ってみた。陰の花も控え目にして支えてくれている。

 梅の木は、節くれだった幹、屈折した枝が魅力でもある。それは厳しさに耐えて育った証で、見る人も苦労に重ねて共感する・・・

そこに、咲く花は厳しさを乗り越えた美しさで、精神的な美も含んでいる。

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次に、少し離れた蝋梅。

以前から、背の低い小さな木なのに、花の艶があり、蝋梅らしい蝋梅と、目を付けていた。

違った角度から新鮮な姿も撮れる、と期待していたのを、今回初めて撮った。

葉のある写真は珍しいはずだ。何と言っても艶のある黄色が良い。

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蝋梅の魅力は、ロウ(ロウソク)のような艶のある黄色だろう。それを表現した写真を狙って撮った。

今回、撮った紅梅、蝋梅の美しさは、寒中に咲く"厳しさの美"と思えた。

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投稿日:2014年02月07日

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