赤城山南東花めぐり日記

師走の寒い時期、ウオーキングするなら楽しい方が良い、と境・御嶽山公園に行く。狙いは、落ち葉を踏み締めながら歩くのが面白いから。

寒いからとポケットに手を入れて歩くなど以ての外で 、積もった落ち葉は滑りやすく、このスリルもまた、快感だ。

雲の多い空模様で流れも速く、陽が射したかと想うと、すぐに影ってしまった。

一面に落ち葉が敷き詰められた見事な地面は、土が全く見えず、陽影も薄く柔らかなトーンだ。

この見渡す限りの一面の落ち葉の景色は、紅葉から冬景色へ移ろうとする僅か数日間の光景だろう。

あっという間に、落ち葉は空っ風に乱舞し、吹き溜まりに集められ、地面に落ち葉と土のまだら模様が現れてくるはずだ。

雲間から吹き溜まりの落ち葉の上に射す陽光と影。

吹きつける落ち葉の防波堤か。

積もった落ち葉を踏み締めながら歩くと、さくっさくっと難聴気味の耳にも良い刺激が伝わってくる。