【ハローあおい】ホームページ:CAD・CAMによるステンドグラス加工システムを更新
- カテゴリー:
- ◆図案・デザイン
- 旧ステンドグラス記事
- 旧技術・特許
手作りから工業生産化することの機械化メリットや新しい価値"切断面の美しさが見える"が生れ、接着によるステンドグラス製品の用途開発につながったこと。
さらに、機械化の生産工程、生産設備について、ページ内容を大幅に書き替えた。
詳細は下記の通りです。
ホームページ:CAD・CAMによるステンドグラス加工システム
ステンドグラス用CAD・CAMのNC加工で機械化メリット
設備は、パソコン、専用CAD・CAM、NC工作機械
< 自社開発CAD・CAMのNC加工で、機械化メリット >
手作りに代わるNC加工は、下記の機械化メリットがある。
① 強いえぐれや鋭角、複雑な曲線等の形でもOK。
② 手作り品質の限界に比べ、NC加工は高品質。
③ 滑らか仕上げで機械部品並みの寸法精度で均一な品質。
④ 量産も可能。等
そこで、当社は、この機械化メリットを享受する目的で、製造業を参考にしたNC加工法を開発した。
一般に、製造業は、CADで図面を描き、CAMでNCデータを生成し、NC加工で部品を製作し、組立てて製品を作る。
ステンドグラスも同じような工程にできれば、金属部品加工業でも製作できる、と考えた。
そこで、CADでデザイン図をトレースして型紙を作り、CAMでNCデータを生成し、NC加工でステンドグラス・ピースを製作し、 接着して製品を作るシステムを考えた。
さらに、実現するためステンドグラス用CAD・CAMシステムを自社開発し、独自の多品種少量生産システムも開発した。
この加工法から、新しい価値"切断面の美しさが見える"が生れ、接着によるステンドグラス加工品につながる と考えた。
CAD・CAMによるステンドグラス加工システム
[手作り制作]に代わり、機械化メリットを享受する[多角形化NC加工法]による製作工程を示す。
1. デザインする。
2. デザイン図を入力し、型紙を作成するCAD工程。
<区分けCAD>を使ったパソコン作業。
デザインに適した区分けCADは数値入力は製品サイズ
のみで作図作業はなく、マウスによるトレース処理です。
簡単かつ短時間の操作で作れる。
3. ステンドグラスのNCプログラムを生成するCAM工程。
<多角形化CAM>を使ったパソコン作業。
ガラス等の機械加工に適したCAMです。最適な多角形
状を決定し、その切断加工用及び所定形状に研削する
NCプログラムを生成する。
4. 部品(ステンドグラス・ピース)のNC加工工程。
NC工作機械で、ステンドグラス・ピースを加工する。
NCプログラムの命令通りに加工し、所定形状の
ステンドグラス・ピースを製作する。
5. ステンドグラスの組立工程。
主に接着して組立てる。以降の製作工程は、手作りです。
(注)製品は、コンピュータ化・機械化の良さが反映され、
品質向上に役立ちます。
< ちょと専門的なこと: 用語説明 >
CADとは、 Computer Aided Design の略で、コンピュータを利用して設計を行うシステム
CAMとは、 Computer Aided Manufacturingの略で、コンピュータを利用してCADで作成した形状データからNCプログラムを出力するシステム
加工に必要なツール と 機械設備
1 パソコン(Windows)
2 本加工法専用のCAD・CAMソフトウエアシステム
(多角形化NC加工法の特許権、
ソフトウエアの著作権は、当社にあります)
区分けCAD(特徴)で、形状を確定し、デザイン図・
型紙・形状データを作成する。
多角形化CAM(特徴)で、形状を多角形化しNCプ
ログラムを作成する。
3 NC工作機械(B軸インデックステーブル付)
NCプログラムの指令により加工しガラスピースを
生産する。(金属部品加工業の工場設備が必要)
投稿日:2015年01月09日