赤城山南東花めぐり日記

数日前、梅雨の晴れ間を見計らって、近くをウオーキングした時のこと。

１０年以上昔から歩き慣れた広瀬川の堤防上のコース。その頃から堤防下の陽当たりの良い庭に群がって咲く桔梗の光景を眺めては、写真を撮りたい衝動に駆られていた。

　今迄に撮った桔梗の花は、鉢植えや数本の桔梗の花だけ。で、常々群がって咲く賑やかな桔梗を撮りたい、と気に掛けていたがチャンスに恵まれなかった。

群生する桔梗の撮影ポイント（公園など）は、私の行動範囲内ではここ以外に見当たらなかった。

が、民家の庭なので無断で入って撮るわけにもいかない。ちょこっと盗み撮りするような光景でなく、じっくり撮りたい気持ちが募っていた。

さりとて、撮らせて下さい、と承諾を得るのも大袈裟な気がして躊躇してきた。

しかし、今回は、撮りたい気持ちが堰を切ったように勝り、訪問して承諾を得ることにした。

案ずるより産むが易しで、快く承諾して頂き、撮った写真のテーマは群生する桔梗の花々。

　垣根の外が道路を挟んでウオーキングする堤防。

ブルーと白い桔梗の花々が、程よく交じって咲く風景。まだつぼみも多く当分楽しめそうだ。出来たら、もう一度撮りたい。

午後、撮ったので陽の高い逆光になった。

茎や葉の緑を背景にくっきりとした星形の桔梗の花は、人の両手両足と頭に想えるから不思議だ。何故か、以前からそんな先入観に囚われている。

自然で素朴な桔梗の風景写真が、今回の一番の目的だった。それには、群生する風景が第一条件・・・。

家庭菜園の茄子も写り込んでいるはずだが、・・・。

最後に、ブルーと白の桔梗の花のアップ。

仮に、男と女に擬人化してみると。どんなイメージが膨らむだろう？

出会いの喜び！

触れ合うドキドキワクワク、じゃれ合う仲の良さ・・・？やがて、わりない仲に。

歳甲斐もなく遥か昔を想い出しクスッと笑みが吹き出してきた。こんな思い出も良いもんだ。