赤城山南東花めぐり日記

シルバーウィークも終わり、駐車場もガラ空きになった華蔵寺公園・華蔵寺の萩を撮りに行く。歩きながら参道脇の萩を見て遅すぎた感じだったが、もしやと想い境内に入る。と、キンモクセイの甘い香りが漂っていた。

吸寄せられるようにキンモクセイの根元へ、見上げるとオレンジ色の花がたわわに咲いて香りをまき散らしていた。

その脇に咲く、萩の赤い花。盛りの過ぎた花が少し残っていた。

　かつて華蔵寺には萩より有名な天然記念物のキンモクセイの大樹があった。が、台風で幹が折れ現在の姿になった、ことは知っていた。

　そのキンモクセイをすっかり忘れていた。咲いていないと香りもしない地味な木なので、萩を見るだけで終わっていた。が、今回は違った。キンモクセイの香りに天然記念物の木の存在を想い出した。

オレンジ色のキンモクセイの花と萩の花の共演。

どちらの花も、モヤ～っとしているが癒し効果満点の花。後はイメージを膨らませて欲しい。ともあれ、萩とキンモクセイの花の共演が撮れたのはラッキーだった。

四方に甘い香りを放つ満開のキンモクセイの花をアップで。

香りが写るカメラがあれば、最高だ、と夢のようなアイデアが生まれた。同時に、既にどこかで誰かがチャレンジしている気もしている。

最後に、天然記念物の全景を掲載することにした。キンモクセイの背後に華蔵寺の本堂がある。