赤城山南東花めぐり日記

　以前、うぬき公園で撮った黄色いカンナ（カンナの槍のようなつぼみと花の丸み・・）を掲載した際、補充して続編を掲載するつもりでカンナの花のアップ写真を残しておいた。

　しかし、補充も出来ないまま猛暑日が続く日々になり写真撮影も控えている。熱中症などで他人様に迷惑を掛けたくないし・・・。かといって、写真ネタが底を突いたので仕方なく残っていた４枚だけで掲載することにした。

　梅雨明け後の猛暑日の連続で、１０日間も写真を撮っていない。普通では考えられないことだ。

　それにしても家に籠ると、テレビを見ることが多くなり、オリンピック、高校野球、小池都知事、イチローの３０００本安打などなど暇つぶしの話題に事欠かない。で、ぐうたら生活がエスカテートし降圧薬を飲み忘れたり・・・と、だらしなくなる一方で・・・。こうやってボケてゆくのかなぁ～、と情けなくなる。

　そんな雑学生活よりも赤城山南麓で自然の中を歩き回り写真を撮りたい・・・と想うのだった。

　話は戻り、うぬき公園で撮った黄色いカンナのアップ写真。

　鮮やかと言うか、熟れたと言うか、定まった形のないように見える花弁。実は、花弁と想っていたのは雄しべだそうだ。調べてみると、『花弁のように見えるのは雄しべが花弁化したもので、本当の花弁は萼のように小さく目立たない。』とあったが、それは置いといて花弁と呼ぶことにする。

牙を隠しているようにも見える花弁とつぼみ。美しいものには、トゲがあるどころの話ではなく牙がある場合も多い。特に美味しい儲け話等に気を付かないと、まさか、と言うことになる。

水仙の花のようにカワイイ感じにも。ここでも。つぼみが鋭い爪のように・・・。

　猛暑の折、油断やスキだらけの生活は牙や爪の餌食になる、と気持ちを引締めたい。

他方、真夏に元気に咲いているまだら入りのカンナ。槍のようなつぼみは、天を突く勢いに見えた。

　同じカンナのつぼみが、牙や爪のマイナスイメージにも、天を突く槍のプラスイメージにも見える心の不思議さ。その人の人間性や心理状態を垣間見ることができる。