【ハローあおい】垣根の実は野いちごそれとも桑の実の妙な会話、催眠術に掛かったかしらん

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 うぬき公園にカンナの花を撮りに行く。公園の正式名称はラブリバー親水公園うぬきで、名の通り広瀬川の河川敷にある親水公園。河川敷沿いにある遊歩道をいつものように下る。

 すると、その一画に堤防もない小さな果樹園があり、りんごやスモモ、柿、ブドウなど好きなものを作っている様子で、垣根沿いにカンナやコスモスが咲き始めていた。河川敷の延長にある手入れも行き届いた楽しみの多い趣味の風情が漂う果樹園だった。

 その垣根に桑の実のような小さな実がなっていたが、葉っぱからすると小さすぎる。桑の葉はまゆを作る蚕の餌なので数倍も大きいはず、小学生の頃に甘い実を近所の桑畑で何度も食べたこともある。

 はて、何の実かな、迷っているだけでらちもなかった。と言うのも、垣根になっている珍しい実が名無しの権平では写真を撮っても記事を書けない。

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 しばらく待って散歩帰りの温厚そうなおじさんに"これ、桑の実ですか"と尋ねてみた。すると、"葉も小さいし野いちごかもしれませんね・・・"と。それでも納得しそうにないぐずぐずしている私に、"1つ食べてみたらどうですか、桑の実は甘いですよね"と言い、躊躇する様子に"大丈夫ですよ誰もいないから1つぐらい"と言葉を重ねた。そこで食べてみると甘くない。すかさずおじさんは"甘くないでしょう。野いちごかもしれませんね"と畳み掛けてきた。この品のあるおじさんとの会話。催眠術にかかったようなのに妙に納得していた。野いちごとは思いもよらなかったのにだ。

 このおじさんも試食し野いちごですよ、と言う暗示のままに写真を撮り帰宅し、野いちごで画像検索すると、いろいろな種類もあるが一様に葉も小さく間違いはなさそうだ。

 そこで、撮った写真を整理し、珍しい野いちご風景をズームアップする方法で並べ掲載することに。

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垣根に実っているに野いちご風景を、パチリ。最初、桑の実(?)かな。でも葉っぱが小さい感じ・・・。

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大きさから、桑の葉ではないようだ。さらに、ズームアップすると。

写真だけでは、ブドウのようにも見えるがサイズが異なり、ブドウの一粒が一個の野いちごに相当する違いがある。

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写真のように丸々したおいしそうな実を一つ失敬して、食べてみると甘くなかった。これが桑のみでなく野いちごの判断になった会話だったが、記事を書きながら、おかしな理屈にも思えた。本来、イチゴは甘いはず、野いちごだって少しは甘いと思うのだが・・・。おじさんの催眠術のような会話に乗せられたかしらん。

 判断の目安は、甘い、甘くないより小さな葉が決め手だろう。親切なおじさんは、葉が小さいことだけでは納得しそうにない頑固な年寄りの私を見抜いていたかしらん。
【令和元年7月10日追記】写真の果実は、木イチゴ属のブラックベリーの様です。

投稿日:2018年08月04日

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