【ハローあおい】何か変?、パイプアートと見間違えた枯れたコナラと元気な朝顔の盆栽

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 パイプを折り曲げたり加工して作ったパイプアートのオブジェ、大空に向って羽ばたこうとする青年をモチーフにした作品。

 こんなイメージが浮かんだ光景は、連日の猛暑に耐えられず枯れて黄葉した葉のコナラと緑色の葉を保っている朝顔の盆栽、世間常識と矛盾する姿だった。猛暑に耐えられなかったのは私も同じで、水やりを手抜きしたせいも加わった残念な結末だった。か弱そうで健気なイメージを持つ朝顔の強さに気付いた瞬間、驚いてパチリ。

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 猛暑に耐えられず枯れ薄茶色に変色したコナラの黄葉が、大事な翼をイメージしていることに皮肉とも感じた。さらに、驚いたのは、か弱そうなイメージを持つ朝顔が枯れずに緑色の葉を保っていることだった。この事実を見て、感じ方はいろいろあるだろうな・・・、と複雑な気分になった。

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 初夏の頃、コナラの盆栽に、隣から飛んできた朝顔が芽をだしコナラの緑の葉にからみつこうとしていたのを発見した。即座に花が咲いたら写真をブログに掲載しようと楽しみが生れた。だから、大切にしたつもりだが気持ちと裏腹に水やりにムラがあったようだ。この体温よりも高い連日の猛暑に耐えられず葉が萎びてきていた。慌てて水を沢山やってみたものの遅かったようだ。

 何より驚いたのは、消えるか如くのイメージを持つ朝顔のか弱さを、朝顔の儚い生命力と無意識に理解していた点だった。世間常識とは、こう言うことではないのか。

 比べ、コナラは雑木林の主とも呼ばれるほど里山や雑木林に多く、大木に成長し動物の餌になるどんぐりの実をつける等強い生命力がある、と想っていた。

 最初に、朝顔が枯れ、その後にコナラが枯れる、と誰もが推測すると想うがどうだろう?

イメージの持つ固定観念は、鵜呑みに出来ない怖さもあることを教えてくれる写真になった。

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 盆栽は、見る角度により少なからず、こんな姿に見えるパターン(型)がある。多くの人の好むパターンであり、デザインとしてもバランスの良いシーンなんだろう。何より希望を与えてくれる構図。

 今まさに、夢に向かって羽ばたこうとする、チャレンジ精神等を喚起するモチーフは、見る感動・魅せる感動で希望を与えてくれることを再認識した。

 さらに、続きとして、この盆栽も根っこまで枯れていない、と希望を持っている。来年になれば、葉が出ることを期待している。

投稿日:2018年08月10日

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