【ハローあおい】競合分析ガラス側面も見える接着ステンドグラスでポジショニング

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 縁なしステンドグラスビジネスで創業するにあたり、どの市場で、どんな市場ニーズがあるのか、どんな競合相手なのか、市場分析や競合分析を行い、しっかりしたポジショニングを確認することにしました。
 縁なしステンドグラスは、具体的商品として、商品分類2,3の場合が殆どなので以降、接着ステンドグラス、と呼ぶことにします。
 今まで手抜き感があったのですが、今回その辺を払拭したレポートにしたい。

 先ず、ハロ₋グラスが、接着ステンドグラスで、新規参入した場合、
 どのようなポジショニングなのか? 
 ステンドグラス業界での競合相手は?

 振り返り以前の資料を参考にし、整合性のある様に少し修正して、下記の通り再掲載しました。gun550.jpg

 参入前のステンドグラス業界を、ざっくりと説明致します。

 高価格・高品質の美しさを基準にした競合分析です。つまり、本物素材力と品質が判断基準です。 

①先ず、従来市場を担っている『伝統的な半田付けするステンドグラス』の存在です。ステンドグラス、と言えば王道と言っても過言ではありません。ただ、問題点も山積で、現在の多様化した成熟社会に対応不足感も免れず、機会損失が大きいことも事実です。
 作品を制作販売することよりも、華道や茶道の様なお稽古ビジネス、つまりステンドグラス教室を営むことで売上確保を図っているケースが多いことです。
 ここが、ひらめきやアート心で創作して販売する困難さから、逃避先になっている。経営の安定のため、と言うわけです。本来の仕事のはずの創作意欲が削がれる一面であり、作品販売の努力を怠った業界体質の気がします。
 さらに言えば、芸術家なのか職人なのか、境界線を彷徨う人達も多く、販売面が希薄な気もします。
 なので、作品の普及は今一つでしたが、ステンドグラスのファン層を広めることに貢献したのは事実です。

手作り大量生産した規格品の存在です。その多くが素材が異なる類似品(多くが海外生産品)ですが、安価を武器に①に食い込んでいます。
 本来なら、量販店販売なのですが、業界内でも並べて販売しているケースも多々あります。低予算ならこちら、という方法です。が、専門店らしさを、損なっているかも?
 また、本物素材の優位性が、理解不足の顧客の存在です。何せ、本物の素晴らしさを、直接見ていない人達も多いのが現実ですから、ここが盲点になっています。品質や価値の差異感に乏しく、似たようなもの、と判断され、価格競争に巻き込まれている現状です。
 本物素材製品が普及していれば、状況が改善されていたかもしれません。一目で違いが実感できますから。

③粘土系や樹脂系で作られた類似品、手作りの一品仕様です。ステンドグラスにあこがれ、知名度にあやかったステンドグラス・モドキ品の数々です。
 この人達は、異なるポジショニングであり、業界に花を添えてくれる人達です。多様化した顧客に対応した側面を担っている気がします。即ち、棲み分けしで共て生して行けます。

 以上のことから、業界内の大きな問題点は、大量生産した安価な規格品の存在です。
この価格競争に巻き込まれない対策は?
 品質や質の高いサービス、お客様と共有した価値観、ブランド化が求められています。

こんな現状のステンドグラス業界に、ハローグラスは、新規参入するわけですが、

 
先ず、ポジショニングについて、
伝統的な半田線の美しさ(ガラス側面は見えない)である従来市場のポジショニング①に対し、

ガラス側面も見える縁なし、接着する、新しいタイプの接着ステンドグラス

で、差別化を図った新たなポジショニングです。
 なので、異なる土俵となり、棲み分けながら、顧客創造する方法で販路開拓し、市場パイを拡げながら成長する計画です。

 次に、標的市場として、建材・照明・家具・インテリア品、業種を選択しています。この市場に対し、縁なしステンドグラス専門店・ハローあおいブランドショップで販売して対応します。

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 『ガラス側面も見える縁なし接着する、新しいタイプの接着ステンドグラス』で、ポジショニングした市場ニーズを、下記の通り推測しています。

 本物素材の装飾品の接着ステンドグラス

部屋や住まい、装いを飾り、イメージアップしたい。
主に、商品分類2,3に該当します。ただし、装いに該当するのは、商品分類4のコラボ開発品が主なので、優先順位を下げました。

②ステンドグラスで装飾したレジャー施設やお店で、お客様に楽しさやサプライズを提供し集客したい
主に、商品分類2,3に該当します。

これ等の市場二ーズに応えるため開発した新しい縁なしタイプの接着ステンドグラスです。
ここまでが、今までの資料をべースにして、焼き直した説明です。

 下記の競合分析は、癒しと感動をテーマに、スッキリする様に今回さらに、リニューアルした図です。

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 "癒しと感動"(顧客メリット視点から見たステンドグラス市場の競合分析です。

 従来市場は、伝統的な本物素材の半田線の美しいステンドグラス様々な類似品とに、ざっくり分類できますが、日常生活面に於いて、殆ど類似品の世界です。
 本物を見ることは稀、それ程普及していないのが現実でしょう。あこがれる人達や本物の素材力に惹き寄せられる目の肥えたファンも沢山いますが、悲しい現実なのです。
 他方、類似品は、インテリア品・装飾品、あるいは実用品としてのカッティングシートや装飾フィルム、ステッカーの様なものから、樹脂系のステンドグラス・モドキの規格品まで幅広く多岐に普及しています。現在の多様化したニーズに上手に対応しています。
 普及の理由は、安価で取り扱いが簡単便利なこと、でしょうか。

 非日常生活に於いても伝統的なステンドグラスは、教会や結婚式場などへ行かなければ、見るチャンスがない稀な存在になっています。
 目にするのは、現物の商品ではなく、もっぱら、テレビやインターネト、映画、書物等の映像や画像なのです。

 このように類似品に囲まれた日常生活です。自動車などと同様に大量生産・大量消費の"安価や便利さ"の経済合理性を優先した社会に、どっぷり浸っている現実も否めません。

 物の豊かさではなく、癒しや感動などの心の豊かさを求めているはずなのに、残念です。

 現在、コロナ渦や自然災害をもたらす台風、大震災など、逆風に向かい合う不安な日常生活です。

明かりが欲しい、それも、心豊かになる"癒しと感動"の明かりが欲しい。

 なので、伝統的な半田付けするステンドグラス業者に頑張て欲しいわけですが、残念ながら、期待とは裏腹に満足する普及は難しいでしょう。残念というしか、ありません。
 裏返せば、"晴らしい"独特の色合いに人気があり、種類も豊富なステンドグラス板"の素材力を活かし切っていない現実でもあるわけです。人気がありながら普及しない原因に何かある?、何かが不足しているのです。何かとは、何だろう?

 また、類似品がダメだ、と言っているのではありません。誤解しないでください。
類似品に殆ど占有されてしまっているのは、本物素材のステンドグラスの工夫不足が原因なのですから。
顧客メリットを満足するような工夫改善することで、普及を図りたいわけです。
 ステンドグラスの輝きのある生活で、心豊かな笑顔になって欲しいわけです。

 そこで、ハロ₋グラスでは、"新しい縁なしタイプの接着ステンドグラス"の商品化を試みたわけです。
即ち、差別化した新しい縁なしタイプの接着ステンドグラスを開発し、新たなポジショニングを、図ったわけです。

 機械加工メリットやIT技術を採用した専用CADCAMによる独自な成果で産み出した、流線が特徴のシンプルでモダンな幾何学形状のガラスピースや、不揃い感のない見映えの良い"キラキラ感、スッキリ感、クリアカン"を実現した接着ステンドグラスです。
 取りも直さず、癒しと感動の視点からすると、"驚きや元気、和みや喜び、安らぎや希望"等の心に寄り添ったお客様メリットを産み出しています。
 以上のことを、マーケティングを採り入れたステンドグラスビジネスとして、"自分で作って、自分で販売する"一貫した事業方針の基で実現する創業プランです。

 さらに、お客様の信頼を得ながら"ハローあおい"のブランドを築き上げたい。その手段として、"ハローあおいの笑顔"のロゴマーク"をインターネットでPRし、知名度UPを図りたい、等々。

 こうして、類似品に占有されっぱなしだった市場に、顧客創造しながら販路開拓し、日常生活でもお客様が、身近な場所で手軽にステンドグラスの光彩の輝く神秘的な雰囲気を楽しめる様な市場を創造したい。
そんな憩いの場の普及を集客施設をターゲットに、促進して実現したい。

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 最後に、まとめとしてステンドグラス市場のなかから、下記の3業種をハローグラスの標的市場として、選択しました。

ハローあおいで商標登録した業種区分の照明、建材、家具・インテリア品です。
市場ニーズとして、部屋や住まい、お店、集客施設を、装飾するニーズです。

次のステップとして、業種区分(縦軸)と市場ニーズ(横軸)の2次元マトリックスを用い、該当する商品候補を検討する予定です。

これ等の商品を、縁なしステンドグラス専門店ハローあおい(商標登録済)で販売する計画です。

投稿日:2020年07月30日

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