【ハローあおい】秋分の頃の覚満淵。アキノキリンソウ、リンドウ、マムシグサ

 9月22日、3週間ぶりに赤城山頂の覚満淵に花撮りに行く。真夏日の予報にも拘らず、朝家を出る時厚手の半袖のポロシャツとベスト姿に着替えたものの到着時の気温16℃、長袖シャツにすれば良かった。
 昨夜は雨が降った様でめっきり秋らしくなり、花が咲いているのか、チョイ、心配しながら木道を進む。

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 木道の終わり近くで、ポツンと1本だけアキノキリンソウが、凛々しく咲いていた。隣の茶色の花屑は、恐らく枯れたアキノキリンソウだろう。物悲しさを感じる風情でもあった。

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 秋めいた景色に鮮やかな黄色の花が一際美しく見えたので、山陰を背景に、パチリ。
湖畔のイメージにピッタリな雰囲気、一人佇み感傷に浸ってみたい気分にも・・・。

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 少し歩くと、木道脇にリンドウを発見。淡い水色の外側に青色の花弁は、夏を思わせる美しさ。

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 撮る位置を変えて、パチリ。
 リンドウ、と言えば数日前の読売新聞の編集手帳に、
『植物一般が緑の葉っぱで行う光合成を、リンドウは花弁でも行うことが分かった。花弁にポツポツと現れる緑色の斑点を調べたらわかった』と言う記事が載っていた。
清楚な美しさのうえに、たくましい。神秘的でもある、日本の秋には深まる青もある、と。

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 木道も終り、山側の遊歩道を進むと、思いがけない花じゃなく緑色の実に出会った。ムサシアブミの実を、驚きながら地蔵岳を背景に、パチリ。
【追記】注、ムサシアブミ間違いで、マムシグサとのコメント(下記)を橘 為右衛門さんから頂きました。いつもありがとうございっます。これからも、よろしくお願い致します。
 ムサシアブミは、『群馬県植物誌』でも、県の「環境調査報告」(略記)でも覚満渕には記録がありませんし、私も見たことがありません。お写真の雰囲気も違います。覚満渕限定であれば、カントウマムシグサかキタマムシグサの可能性が高いと思います。

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なお、記事は、間違いのままですので、お含みおき下さい。(書いた記事の大きな変更はしないことにしてます)
 サトイモ科テンナンショウ属のムサシアブミ(武蔵鐙)は、草丈20〜50cmの多年草です。夏の頃から緑色の実をつけ晩秋に真っ赤に色付きます。ちなみにマムシグサも同じテンナンショウ属で、同じように真っ赤に色付きます。どちらも興味深い実です。


投稿日:2020年09月27日

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